本日の法廷。見るからに大学生っぽい集団で傍聴席が埋め尽くされていました。
始まるのを待っていると、引率の先生と思しき方がひそひそ声で「裁判官が登場したら一礼します。その意味も後で(説明しますからね)」。
緊張もあるのか学生さんたちは皆、背筋を伸ばして先生の声に耳を傾けます。
うん、間違いない。ここはきっと良いゼミだ。
初々しいなあと思いながら代理人席に着き、道具を広げたところ女性の小さな声で「あ、スヌーピー(のペンケース)」と聞こえてきました。
この声で俄然サービス精神(?)に火がつき、口頭弁論の最中、傍聴席を意識しながら思わず「民法110条類推とありますが、基本代理権の主張が見当たらないのですが・・・」。
相手方代理人さん、ええ格好してごめんなさい。
学生の皆さん、このくらいはたぶん、ゼミで習っているよね。なかなか面白い事件なので次以降も傍聴に来てね。